2013/05/28

岐阜カリモク工場見学② ダイニングチェア編

こんにちは。
一昨日、梅雨入り云々をブログに書きましたが、東海地方でも今日梅雨入りしたとの事。梅雨はまだ先だと思っていましたが、こんなにも早く来てしまうなんて。
雨に濡れること、お洗濯問題、ジメっとする天候などを考えると気が重いですが、せめて気持ちだけでも明るく晴れやかに保てるようにがんばります。

さてさて、岐阜カリモク工場見学のダイニングチェア編が先送りになっていまして、申し訳ありません。よろしければこのまま読み進めてくださいませ。

ダイニングチェアは木材を成形加工しやすい大きさに揃えるところからスタートします。
そして適切な寸法に切断し、材料を削っていきます。
こちらがその成形加工です。
コンピューター制御されたNCルーターという機械で椅子の部材を仕上げています。複雑な形状も削ることが可能です。

そして機械で削った部材の細かい部分は手作業で調整し、仕上げていきます。
大まかなところは機械に任せ、仕上げは必ず人の手でチェックして調整する、という妥協を許さないところにカリモクの品質の高さがうかがえます。

そして、曲木の工程。
曲木の技術は「熟練の技」であり、デザイン的に曲線を表現する時に必要な加工ですが、強度面、機能面、ムダを省くという観点からも必要だそうです。

その後、成形、曲木などの工程を経た部品たちの組付けです。
椅子の形になってきていますね。

こちらは塗装。組付け後、このように塗装をしていきます。
前回のダイニングテーブル天板でもご紹介した、塗装の7つのステップを同じように踏んでいきます。

塗装を終えた椅子たち。後ろの桟に「カリモク60+」のプレートが付いているのが見えるでしょうか。カリモク60の「アームレスダイニングチェア」です。
これから張りの工程に入ります。

そして、そのダイニングチェアの張り工程です。
ちなみにこちらの女性、カリモク60 アームレスダイニングチェアの張り専門の方だそうです。ベテランならではの鮮やかな手さばきとムダのないスムーズな動き。近くで見ていて楽しくなるくらい、その一連の動作に引き込まれてしまい、思わず前のめりになってしまいました。
まずは背もたれのウレタンを張っています。

ウレタンを張り終わると、その上に張地を合わせて張っていきます。
このチェアはビニールレザーのスタンダードブラックの張地ですね。

 

あっという間に張り終わり、完成。

そして座面の張り工程。
アームレスダイニングチェアⅡ タープグリーンの張りの場面にたまたま遭遇しました。
工場案内をしてくださっているYさんの、アームレスダイニングチェアⅡの生産工程を見れるのは運が良い、という言葉にテンションが上がる我々。

下の画像、右下に座面の形になったウレタンが積まれているのが見えますでしょうか。
座面の形に削られた板の上にこのウレタンを置き、さらにその上に張地(ここではタープグリーン)を敷いて、全体をくるんだら張地を板に打ち付けていきます。

座面の張りが終わったところです。
この後、くりぬかれている部分を覆う不織布を付けて、見た目をキレイにして完成です。
普段座面の裏は見ない、見えない部分ではありますが、だからと言ってみっともないのは良くないとの事でこのような部分にもちゃんと配慮しているのです。

そして、完成した椅子を検査しています。


最後、梱包して完成です。各販売店やお客様の元へ納品されます。

細かいところまで手を抜かず、しっかりとチェックを行っている様子を見て、さすがカリモク、という思いを強くしました。ますますお客様に自信を持ってカリモク60をおすすめできます。

画像ではイマイチやっぱり分からないという方、当店テレビでも生産工程のビデオを流していますので是非そちらもご覧ください。

【SEVEN STYLE | カリモク60正規販売店  】
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