2012/02/21

カリモク工場見学レポート②

今日も朝からウォーキングしてきました〜。ウォーキングの前後にストレッチをしているのですが、だんだん気分が乗ってきてストレッチだけでは物足りず、ヨガの動きも加えています。

しかも最近は中学校以来の雑巾がけもする機会が増えて、雑巾がけでも無駄に大きく動いて全身運動しています(笑)。なぜ雑巾がけをしているかというと、現在お店の展示エリアを拡大すべく3Fの改装工事をしていまして、その作業で3F階段や床に粉やほこりが落ちるので、毎日のように雑巾がけ(水拭き&乾拭き)をしているのです。
3月初めには改装も完了し、新しいカリモク家具も展示される予定ですのでお楽しみに!

では、前回のカリモク工場見学の続きをお伝えします。
前回は塗装工程が終わり、最後の組立工程を残したところまでレポートしました。

組立工程は17ラインあり、その中に楽しみにしていたKチェアラインもありました!
目の前で作業員の方が熟練された無駄のない動きで、Kチェア背もたれのボタンを付けたり、びょうを留めたり、座面にウレタンを入れて不織布を付け、特殊なホチキスで留める…などをされていました。全て手作業です。

Kチェアがどんどん出来上がっている様を見ていると面白いというより、時間がたつのも忘れるほど惹き込まれていき、感動すら覚えました。

基本的にKチェアラインの作業員は2名です。2人でKチェアを1台仕上げるのに20分かかるとのことでした。つまり1時間で3台出来上がります。工場全体では1日60台(色・サイズ問わず)生産されているそうです。

みなさんはこれを早いと思われますか?
私は思ったより時間がかかっている=手がかかっている事に驚きました。手作業でしっかり作られている事を考えると、Kチェアはお値段の割にとても格安であるように感じます。

最後に工場長(役員さん?「常務」と呼ばれていました)にお話を聞くと、Kチェアは今年生誕50周年という事で2月に入ってからますます人気に拍車がかかったようで、受注に対して生産が全く追いついていないそうです。
よって2月下旬からKチェアラインをもう1本増やす予定だと言われていました。

みなさまにはKチェアを以前よりも自信をもってオススメします。一台一台頑丈に、そして丁寧に作られていたのを目の前で見て来ましたから保証します!
復刻ブランドプレート付きのKチェアは限定1万台ですので、ご検討の方はお早めに。

2012/02/18

カリモク工場見学レポート①

みなさまこんにちは。今日は良いお天気なのに半端じゃない寒さですね。風が本当に冷たい。。でも冬は寒いのが当たり前…この寒さにもう負けていられない!というわけで、最近ウォーキングを始めました。ウォーキングというより、「歩いて行ける所は車を使わない」システムです。今のところ毎日歩いて色んな発見を楽しんでいますが、飽きてきた時が自分との戦いですね~。

では前回の続き、革セミナーの後に見学したカリモク工場についてレポートさせていただきます。

まず初めに資材工場へ行きました。
木材は1週間ほど乾燥室に入れてから窯に入れて処理をしているとの事。それから、成形して、微調整を行うという流れでした。

ダイニングチェアの背もたれなど曲線にする部分は、木を薄くカットして何層にも重ねていました。ちなみにブナ材は曲げやすく、ナラ材は曲げにくいそうです。

そして、いよいよその木たちを機械で組み付けて様々な家具の形にしていきます
。機械で対応できない細かい箇所は人の手で行っているとの事で、実際に椅子の足の面取りなど作業者が行っているのを目の前で見ることが出来ました。

その次は塗装工場。
塗装は想像以上に、丁寧に、慎重に行われていました。塗装は下塗りの前に、3工程もあり、その3工程を6回繰り返してやっと塗装作業に取り掛かれるのです。驚きですよね?

これはその3工程が終わったKチェアの脚です。これから塗装工程へ向かいます。
工場の天井下に輸送用のレールが敷いてあり、家具の部品たちが次工程へ吊り下げられて運ばれていました。

そして塗装工程到着。下塗りを1回、上塗りは2回していました。
いずれも作業者が鮮やかな手さばきで行っていました。熟練した技は一種のショーのようで、一瞬できれいに色が付けられる様子を見るのが楽しすぎて、ここでずいぶん立ち止まってしまいました。

特に上塗りは塗装工程の中で最も重要とのことで、塗装工場の中でもスキルが1番高い方が担当しているそうです。

ちなみにここで不合格品となったものは、合格するまでやり直しをしているとの事です。それを聞いてホッとしたというか、木を無駄にしていないことが分かり安心しました。

下の写真はその塗装後に検品されている椅子たちです。検品後、最後の組み付け工程に運ばれて行きます。


すみません、焦らすつもりはないのですが、長くなったので組み付け工程については次回続きを書きます~。

みなさま良い週末を。

2012/02/15

カリモク 「革セミナー」行ってきました。

毎日毎日、寒い日が続いていますね。春が本当に待ち遠しい今日この頃です。
バレンタインが終わったと思ったら、次はひな祭りとホワイトデー。日本は行事が多い国ですね。

さて先日、カリモク家具本社にて「革セミナー」なるものが開催され、受講してきました。そしてその後は念願の工場見学をしてきました。長くなるので2回に分けてレポートさせていただきます。

まず、革セミナー。
カリモク家具の「リーベルオーレ」という革を卸している皮革会社の方が講師となり、どのようにリーベルオーレが作られているかを教えてくださいました。

今まで革については高級品というイメージしかなく、個人的には服も小物も革派というよりは毛皮派だったので、馴染みの薄いものでした。

が、革が出来るまで想像以上に手間がかかり多くの工程がある事や、牛革・豚革は食用のお肉として使用された後の「皮」を使っているので、1頭1頭無駄無く使い切っている、つまりエコになるという事などを知り、革に対する考えが変わりました。
革の良さを理解するには、実際に使ってみる事だそうです。

「使えば使うほど、革製品の魅力が増していく。革製品は出来上がった時に100%完成していない。お客様が長く使うことによって100%に近づけていくもの。」という言葉が心に響きました。

と同時に、家具もそうであると思っていたので、家具に革が使われている製品は相乗効果を生んで、より素敵な味わいをまとっていくのだと気付かされました。

リーベルオーレは五感(触り心地、匂いなど)にも徹底的にこだわって作ってあり、厳しい基準をクリアして納品されている国産一級品の革です。

ちなみに…セミナー後、牛やヤギ、クロコダイルなど様々な革にを触らせてもらいました。ラムがとっても柔らかく手触りが良かったので、いつか手に入れたい!とラム(高級品)への憧れが生まれた私でした。