2013/04/25

岐阜カリモク工場見学① ダイニングテーブル編

こんにちは。
今日の最高気温は20℃。ぽかぽか、暑いくらいですね。朝に少しジョギングをしたらすぐに汗が流れてきてびっくりしました。走るならもっと早朝が良さそうです。

さて、既にFacebookではお伝えしましたが、先々週の定休日は岐阜県本巣市にあるカリモクのダイニング工場見学に行ってきました。

ウェルカムボードのお気遣いがとても嬉しく、あたたかい気持ちになりました!

カリモクには岐阜にダイニングテーブル・ダイニングチェアを生産している工場(岐阜カリモク株式会社)と、リビングテーブルやテレビボード、キャビネット類を生産している工場(岐阜キャビネット株式会社)の2つがあります。

2つの工場ともに大きく、今回は岐阜カリモクの工場を見学してきました。
午前にセミナーを、午後に工場見学と質疑応答をさせてもらい、予定時間をオーバー、夕方まで居座ってしまいましたが、とても楽しく有意義な1 日となりました。

というわけで、工場見学の様子をご紹介します。工場内を案内してくださったのは技術部のYさん。デザイナーのTさんも同行してくださいました。

まずはダイニングテーブル生産ラインです。

テーブルの天板は乾燥させるところから始まります。国内・海外から運ばれてきた木材をじっくり1ヶ月以上寝かせて、木材の水分を最適な状態へとしていきます。
木は水分によって狂いやすいそうですが、この水分の管理をしっかり行なうことで狂いの少ない家具が作られるのです。

そして、天板の表面・裏面を平らに削り、天板の裏に枠を接着させていきます。
接着材が完全硬化するまでに1日置く必要があり、私たち販売店も見えなかった手間がかかっていることが分かりました。


完全硬化した後は細かい部分を手作業でやすりをかけて、仕上げていきます。

それから、天板の塗装工程へ。
塗装には全部て7つの工程があります。

①木地着色
②下塗り (静電塗装)
③中研ぎ
④中塗り (静電塗装)
⑤空研ぎ
⑥補色
⑦上塗り (スプレー式塗装)   の7工程です。

こちらは①木地着色の光景です。

静電塗装とは、広い面をムラなく仕上げるための塗装方法で、微粒子化した塗料を高速回転で吹き飛ばしています。

塗装にはもう一つスプレー式という塗装方法がありますが、静電塗装は細かく大きさの揃った微粒子が表面を覆うので、均一でムラのない仕上がりになるというわけです。
なお、スプレー式はダイニングチェアなど複雑な立体的なものを塗装するのに最適とのことです。

⑦上塗り(スプレー式塗装)の様子です。 

最後は製品の外観チェック、仕様確認などの検査をして、梱包→出荷、という流れです。

実は、途中の⑤空研ぎという工程で、私たちは空研ぎ体験をさせてもらいました。
空研ぎは上塗りの接着良くするために行っており、機械ではなく手作業で研磨しているそうです。
サンドペーパーで研いでいくのですが、丁度良い加減が難しく、研ぐ力が強すぎると板を削りすぎてしまいます。逆に力が弱すぎるときれいに研磨できません。

私はおそるおそるやっていたので、YさんとTさんが見かねて見本を見せてくださいました(汗)。ほんの一瞬ではありましたが、カンとコツがいる作業であることは間違いないと思いました。

次回はダイニングチェア編をご紹介します。

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