2013/11/09

宮崎椅子製作所 新作発表会

こんにちは。朝晩が冷え込み始め、すっかり秋らしくなった今日この頃ですね。
来月は師走ですし、本格的に冬が始まる前に冬支度や大掃除準備、ダイエット(これは年中ですが)など色々済ましておきたいものです。

今週の定休日に宮崎椅子製作所さんの新作発表会へ参加するため、東京へ日帰り出張してきました。夜のレセプションにも参加する予定でしたので午後4時頃に会場の六本木AXISギャラリーへ到着。ふと会場横へ目を向けると、目の前にライトアップされた東京タワー。今まで何度も見ていても、キラキラした東京タワーを見るのは心が躍ります。

さて、「椅子の成る木」という名で題された新作発表会。 

レセプションでは、上記の絵にある「木の根っこと幹」は宮崎椅子製作所の社員やデザイナーであり、「枝の先端に付いた葉っぱや実」は、社員やデザイナーから生み出された椅子。そして「その実をついばんで運んでいる鳥たち」は販売店の皆さんです、という説明をうけました。可愛らしくてほっこりする絵です。

新作発表会では、素敵なデザインで座り心地も良い機能的な椅子が多く、何回も座っては遠くから見たり、という動作を繰り返しておりました。
特に印象に残ったのは、デンマークのデザイナー カイ・クリスチャンセン氏のNV31復刻版であり、「HANDY」と名付けられたこの椅子です。
NV31の復刻版なのですが、「NV31をベースに一部デザインが変更された椅子」という言い方が正しいと思います。背もたれ部分が、オリジナルと比較して丸みをおびています。上から見た時に背もたれが円を描いているようなデザインは、カイ・クリスチャンセン氏が以前に構想していたそうですが、その当時は技術的な面で難しく断念したとの事。しかし、宮崎社長は今回、その構想を「HANDY」で実現させたのです。

ちなみにHANDYという名前は持ち運びしやすい事から、カイさんが名付けたそうです。

そして、こちらはレセプション&トークショーの様子。下記の写真右側に立っているのは、宮崎社長と、宮崎椅子製作所で多くの椅子をデザインしている村澤さんと小泉さんというデザイナーの方です。
トークショーでは、この3名の他、工場勤務兼、デザインも手がけている社員の方2名より、ノックダウンの家具について&新作椅子のデザイン秘話を伺いました。(いい具合に写真がブレています。すみません。)
ノックダウンの家具は総じてリーズナブルのものが多いので、簡単に作っているかのように思われがちだが、細部までお客様に見られる事が多いので実は細かいところまで手間を掛けており、決して簡単ではないこと。

また、新作のスタッキングできるチェアはデザイン段階では問題なかったものが、いざ試作品を見るとスタッキング出来なかった、など普段聞くことの出来ないデザイン・製作の裏話をとても興味深く聞きました。お三方の掛け合いもチームワークの良さを感じて楽しかったです。

トークショーの後に、当店で展示している「hozuki テーブル、hozukiチェア」のデザイナーである吉永さんに会場でお会いし、以前より疑問に思っていたhozukiの事を直接聞けたのは一番の収穫だったかもしれません。吉永さんは想像していたよりお若く、親切でシャイで素敵な方でした。

当店へご来店の際は、hozukiテーブル、チェア、スツールもぜひご覧くださいね。


・hozukiテーブル
サイズ:φ 1150 H 710 mm
樹種:ナラ ※樹種は6種類あります
脚:4本 ※3本脚の設定もあります
価格:178,920円(税込)※価格は樹種により異なります

・hozukiチェア
サイズ:W 550 D 495 H720 SH 435 mm
樹種:メープル
張地:ランクC  ※張地は約35種類あります
価格:39,690円(税込)※価格は樹種と張地ランクによって異なります

・hozukiスツール
サイズ:W 470 D 440 H720 SH 430 mm
樹種:ナラ
張地:ランクC  ※張地は約35種類あります
価格:32,340円(税込)※価格は樹種と張地ランクによって異なります