さて、本日はCARL HANSEN & SON CH88のご紹介です。
こちらは当店展示のもの。バックレスト(背もたれ)はオークのオイル仕上げ、座面は明るいブラウンの本革(Thor 307)、フレームはステンレススチール製です。
1955年にスウェーデンのデザイン博にプロトタイプが出展されていただけで、生産されていなかったCH88。2014年にウェグナーの生誕100年を記念して復刻されました。翌2015年にはカラーバリエーションを発表、そのカラーはウェグナーが1955年のデザイン時に構想していたものからセレクトされました。
ウェグナーの作品は主に木製の家具が有名ですが、ウェグナーは1950年代から異素材を組み合わせてデザインすることに取り組んでいたそうです。そしてこのCH88は異素材の融合を見事に象徴したものだと、カール・ハンセン&サンのカタログにも記載されています。また、ウェグナーのデザインでは見落とされがちな「カラーバリエーション」という特色を表した代表的な椅子でもあるとのこと。
天然木と工業的なイメージのスチール、という真逆とも思える組み合わせはチグハグな印象になるどころか、それぞれの良さを活かしたまま洗練された佇まいになっています。また、多目的に使える高い汎用性も実現しており、ダイニングや書斎のプライベートシーン、そしてオフィスやレストランなど公共の場にも調和するのです。設置したその空間に合わせた佇まいに変化してくれる不思議なチェアです。
このようにCH24(Yチェア)など他のチェアと合わせても素敵です。
スチール製の脚とシンプルなデザインは空間の中で邪魔にならず、圧迫感もありません。壁付けに置き、インテリアのアクセントにするのも良いですよね。
また、ウェグナーデザインなので機能性も申し分ありません。
ゆとりのある座面はハリがあり、安定した良い座り心地。曲げ木技術を応用し、ゆったりカーブを描いたバックレストもしっかり体を支えてくれます。バックレストの先端部分は少し上向きに加工されているので、肘を置いてくつろぐことも出来るようになっています。
ゆるやかなカーブとユニークな形の先端は見入ってしまいます。
そしてバックレスト先端部分は移動させる時に運びやすい持ち手ともなります。スタッキングも可能であり、CH88は何かと使い勝手も良いのです。
ウェグナーのチェアはこのCH88に限らず、どのチェアも「人が座って初めて完成するもの」だとカール・ハンセン&サン ジャパンの方から聞きました。その言葉から、チェア単体で考えるのではなく、座る人を含めて考えてデザインしたウェグナーの家具への想い、家具製作の強い信念を感じます。
CH88も後ろ姿だけでなく、どの角度から見ても美しいです。
ぜひ一度、当店で細部のデザインと座り心地をお確かめください。
<CARL HANSEN & SON CH88P>
・樹種: オーク オイル仕上げ
・座面: Leather group B (Thor 307)
・フレーム:ステンレススチール
W 570 D 445 H 765 SH 460 mm
販売価格:¥85,000 +税
※座面が板座のCH88T、もしくは座面がファブリック/皮革仕上げのCH88Pのいずれかをお選びいただけます。ファブリックはgroup1~5(15種類以上)、皮革はLeather group A~C(30種類以上)からご選択可能です。
※バックレストはビーチ、オーク、スモークドオークの3種類から、仕上げはソープ、ラッカー、オイル、ホワイトオイル、カラー塗装(13色)からお選びいただけます。
また、フレームはステンレススチール、クローム、カラーフレームの中からご選択可能です。
※価格は座面、バックレストの樹種・仕上げ方法、フレームの種類により異なります。価格や納期など詳細はスタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。
【SEVEN STYLE | Carl Hansen & Son正規販売店 】
TEL: 0532-54-1155
E-mail: info@sevenstyle.jp